東京都旧築地市場解体工事

2/24に東京都旧築地市場解体に伴うアスベスト対策に関する報告会に出席致しました。

解体自体は平成30年から始まっており、すべての建物の解体は令和7年2月末だそうです。

アスベストに関してはレベル1に該当する吹付け材等もあり、改修工事を多々重ねた困難な現場という印象でした。

現場では各法令、条例、各種マニュアルを踏まえた上で独自のルールを追加し、さらなるばく露防止に努めた現場でした。

負圧隔離養生の徹底ぶりも関心しました。負圧隔離養生後に負圧隔離養生内に無害な白煙を焚いて隙間、養生不足箇所から白煙の漏れがないか確認しておりました。実際にコンクリートブロックの微細なクラックや配管貫通処理部の隙間などを見つけることができたそうです。

スモークマシーンを用いた負圧隔離養生の確認

外壁の除去では1つの工法に留まらずに高圧水洗工法も採用しておりました。高圧水があまり滴り落ちないような技術でした。

注目が集まる建物の解体現場でこのような工夫、技術等を発信することで他の現場でも除去作業者、近隣住民の方のばく露防止に繋がると思います。また、こういう機会がありましたらぜひ参加したいと思います。

前の記事

石綿スキルアップセミナー

次の記事

解体工事関連資料